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2009.04.04 (Sat)

花子

うちの息子の小学校にはやたらと「あやか」ちゃんが多い。
会社の同僚の娘さんも「あやか」ちゃんばかりだ。

「いろいろ悩んだ結果、娘の名前は「あやか」にしました」
こんな言葉は聞きあきた。いまや「あやか」は「花子」なのだ。

そこで「絢香」である。

昨日、今をときめく美男水島ヒロを射止めた絢香。

絢香は美人かと言われればそうでもない。ブスではないけど愛嬌系のふつうの器量だ。
歌は上手だとは思うけど、吉田美和のような天才というタイプでもない。
身長も低くもなく高くもなく。デブでもなく痩せでもなく。

普通の中の普通。おまけに名前が「あやか」な絢香が、最も勢いのあるイケメンを捕まえてしまった。
そう捕まえて「しまった」。

オダギリジョー結婚は悔しいけど、まあ香椎由宇出されちゃこちらも引き下がらざるを得ないわよね。
でも、水島ヒロに絢香は不釣り合いじゃね?
多くの女性がそう思うだろう。だって絢香は花子さんなのだから。

何のとりえもない私が校内一のモテ男と?なんて話は、少女マンガだから楽しめるのであって、リアルにあってはジェラシーの対象でしかない。


”そうなるともう美談にするしかないではないか。”


うちもバセドウ病の家系なのでこの病気の苦労はよくわかる。
本当につらいのだろうとは思う。

でも、昨日の会見には「闘病しながら歌い続けるシンガーと、病気も含めて抱擁する希代の美男なら、誰も文句はいえまい」っていう裏側にいる人の顔が透けて見えてしまった。

私は、昨日の絢香には勝ち誇った顔でいてほしかった。
劇団ひとりとの結婚会見での大沢あかねくらい幸せな顔でいてほしかった。
満面の笑顔で必要以上にベタベタするくらい堂々といてほしかった。


花子さんにだってそれくらいの権利はあるだろう。
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