2014.02.20 (Thu)
不思議ちゃん、その後
私の記憶が確かならば、川原亜矢子がmc Sisterモデルとして映画「キッチン」やC1000タケダのコマーシャルに出ていた頃、彼女はまごうことなき不思議ちゃんだった。
テレビの生放送バラエティ(「いいとも」のスペシャルだったかな)で、彼女が発言するたびに、周りの大人たちが「頼むから何も言わないでくれ」という顔をしていたのを思い出す。
しかし、数年の時を経て、フランスでのモデル活動から芸能活動に復帰した彼女は、ときにはコメンテーター、ときにはキャスターをこなし、ロレアルのCMで「わたしにはその価値があるから」と自信満々にこちらに目線を向けていた。
あのときの不思議ちゃん、川原亜矢子はどこへ行ってしまったのだろう。
ーーーーーーーーー
世に不思議ちゃんと呼ばれた芸能人は数多い。
しかし不思議ちゃんと呼んでよいのはそれなりの年齢までだ。
年とともに、不思議ちゃんからそのまま「不思議さん」へと成長した人もいれば、ちょっとばかり道を外れ「突き抜けさん」になる人もいる。そうかと思えば無かったことになっている「無かったさん」もいる。
妙齢になった不思議ちゃんたちの変遷を少しまとめてみた。
えっこの人は不思議ちゃんじゃないよ、とか、この人が入ってないよと思う節もあるだろう。
しかし不思議ちゃんという言葉自体がひじょうに曖昧な言葉なので、定義がぶれるのはご容赦いただきたい。基本的には、挙動不審で、空気が読めず、妙な発言をする女性たちである。
このようにまとめてみると、明石家さんま関係者が多いことに気づく。
元妻の大竹しのぶはもちろん、西村知美、釈由美子、山口もえも彼の番組でそのキャラを見出されている(そもそもからくりTVには不思議さん枠がある)。
一般的に、不思議ちゃんが発言した後の観客の反応は総じて「失笑」である。通常の司会者(たとえばくりぃむしちゅー上田)であれば、その失笑を聞いた後に強く突っ込むという手法をとるが、明石家さんまは会場の失笑に先んじて自ら爆笑することでその面白さを引き出す。そのあたりがこういったキャラの人を預けられる信頼感なのではないかと思う。
あと近年多いのがビジネス不思議ちゃんだ。
千秋のように不思議ちゃんキャラを演じつつ実態は違うこともアピールしたり、小倉優子のように事務所に言われたキャラでしたと否定するところまでを芸風にしているケースもある。
個人的には、不思議ちゃんを演じていた自分を否定するというのはあまり好きでは無い。
加藤鷹が「プラトニックス・セックス」を書いた飯島愛に対して「自分を育ててくれたAV業界を足蹴にしたような女は俺は嫌いだ」と言ったのと同じように、「自分を育ててくれたこりん星」にもっと感謝すべきだと思う。
ーーーーーーーーー
現在も平愛梨や吉高由里子、上野樹里など不思議ちゃんと呼ばれる芸能人は数多い。
今をときめく挙動不審朝ドラ女優能年玲奈もそのひとりであろうし、アイドルでも市川美織や安本彩花など、不思議ちゃんキャラは大量発生中である。
しかし、いつまでも「不思議ちゃん」でいるわけにはいかない。
いつかはみんな年を重ね、選択しなくてはならない。
このまま不思議さんでいるのか、無かったことにするのか、はたまた突き抜けていくのか。
不思議さんでいたい?
ならば、明石家さんまの門を叩けばいいんじゃないかな。
テレビの生放送バラエティ(「いいとも」のスペシャルだったかな)で、彼女が発言するたびに、周りの大人たちが「頼むから何も言わないでくれ」という顔をしていたのを思い出す。
しかし、数年の時を経て、フランスでのモデル活動から芸能活動に復帰した彼女は、ときにはコメンテーター、ときにはキャスターをこなし、ロレアルのCMで「わたしにはその価値があるから」と自信満々にこちらに目線を向けていた。
あのときの不思議ちゃん、川原亜矢子はどこへ行ってしまったのだろう。
ーーーーーーーーー
世に不思議ちゃんと呼ばれた芸能人は数多い。
しかし不思議ちゃんと呼んでよいのはそれなりの年齢までだ。
年とともに、不思議ちゃんからそのまま「不思議さん」へと成長した人もいれば、ちょっとばかり道を外れ「突き抜けさん」になる人もいる。そうかと思えば無かったことになっている「無かったさん」もいる。
妙齢になった不思議ちゃんたちの変遷を少しまとめてみた。
氏名 | 変遷 | 備考/名言など |
藤谷美和子 | 不思議ちゃん→突き抜けさん | 大阪で一番多発している犯罪は何だと思うか?という質問に「シュークリーム」 |
大竹しのぶ | 不思議ちゃん→不思議さん | 元祖不思議ちゃん女優。 |
西村知美 | 不思議ちゃん→不思議さん | 渡辺満里奈に「満里奈ちゃんは本当きれいでかわいくて、タンバリンみたい」 |
松本小雪 | 不思議ちゃん→主婦 | 夕焼けニャンニャンに出つつヌード写真集。女優の小雪とは別人だが同一人物だと思っている人がいる。 |
戸川純 | 不思議ちゃん→不思議さん | 本人は不思議ちゃんキャラの人に近寄られるのは嫌いらしい。 |
川原亜矢子 | 不思議ちゃん→無かったさん | 無かったことになっている筆頭。 |
石原真理 | 不思議ちゃん→突き抜けさん | ブログはなかなかに突き抜けた読み応え。 |
山口もえ | 不思議ちゃん→不思議さん | 何でもほしがるまみちゃん時代のCMから声が変わったためビジネス不思議ちゃん疑惑あり。 |
釈由美子 | 不思議ちゃん→不思議さん | 小さいおっさん妖精を見たでおなじみ。 |
千秋 | 不思議ちゃん→無かったさん | 典型的なビジネス不思議ちゃん。商才に長けている。 |
小阪由佳 | 不思議ちゃん→突き抜けさん→無かったさん | 芸能界の可哀想な犠牲者。 |
小倉優子 | 不思議ちゃん→無かったさん | 無かったことにするところまでを芸にする先駆者。 |
えっこの人は不思議ちゃんじゃないよ、とか、この人が入ってないよと思う節もあるだろう。
しかし不思議ちゃんという言葉自体がひじょうに曖昧な言葉なので、定義がぶれるのはご容赦いただきたい。基本的には、挙動不審で、空気が読めず、妙な発言をする女性たちである。
このようにまとめてみると、明石家さんま関係者が多いことに気づく。
元妻の大竹しのぶはもちろん、西村知美、釈由美子、山口もえも彼の番組でそのキャラを見出されている(そもそもからくりTVには不思議さん枠がある)。
一般的に、不思議ちゃんが発言した後の観客の反応は総じて「失笑」である。通常の司会者(たとえばくりぃむしちゅー上田)であれば、その失笑を聞いた後に強く突っ込むという手法をとるが、明石家さんまは会場の失笑に先んじて自ら爆笑することでその面白さを引き出す。そのあたりがこういったキャラの人を預けられる信頼感なのではないかと思う。
あと近年多いのがビジネス不思議ちゃんだ。
千秋のように不思議ちゃんキャラを演じつつ実態は違うこともアピールしたり、小倉優子のように事務所に言われたキャラでしたと否定するところまでを芸風にしているケースもある。
個人的には、不思議ちゃんを演じていた自分を否定するというのはあまり好きでは無い。
加藤鷹が「プラトニックス・セックス」を書いた飯島愛に対して「自分を育ててくれたAV業界を足蹴にしたような女は俺は嫌いだ」と言ったのと同じように、「自分を育ててくれたこりん星」にもっと感謝すべきだと思う。
ーーーーーーーーー
現在も平愛梨や吉高由里子、上野樹里など不思議ちゃんと呼ばれる芸能人は数多い。
今をときめく挙動不審朝ドラ女優能年玲奈もそのひとりであろうし、アイドルでも市川美織や安本彩花など、不思議ちゃんキャラは大量発生中である。
しかし、いつまでも「不思議ちゃん」でいるわけにはいかない。
いつかはみんな年を重ね、選択しなくてはならない。
このまま不思議さんでいるのか、無かったことにするのか、はたまた突き抜けていくのか。
不思議さんでいたい?
ならば、明石家さんまの門を叩けばいいんじゃないかな。
| BLOGTOP |