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2010.01.11 (Mon)

六花亭座談会

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生のすべては六花亭から教わった――。

マルセイバターサンドやストロベリーチョコなど、ベストセラー菓子を絶えず世に出す北の雄、六花亭。
そんな六花亭のお菓子を幼少時より食べ続け、己の血はホワイトチョコで出来ているとまで言う論客3名が、六花亭の魅力について討論しました。

◆座談会参加者プロフィール

●前川やく
北海道帯広市出身。37歳。「換気口鑑賞」「八重歯女子」などをテーマにウェブを中心に執筆活動を行う論客。著書に「ホワイトカラーの道楽」。

●モーリス真田
北海道苫小牧市出身。39歳。北海道を中心に活動するタレント。

●島健太(司会)
北海道札幌市出身。34歳。ライター。

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お集まりいただきありがとうございます。今日は北海道人の誇る六花亭のお菓子を目の前に大量に積みながら、六花亭のお菓子の魅力について語り合うという趣旨の座談会です。
私ももちろん北海道育ちですので、六花亭のお菓子はよく食べましたが、皆さんの六花亭との出会いからお聞きしましょうか。

真田 うちは親戚が十勝なので毎年中元歳暮のシーズンに十勝日誌が送られてきてたね。なので六花亭というと贈られるもの、っていう印象が強いかな。

前川 うちは贈答というより日常的な菓子として食べてましたね。親は転勤族ではあったんですが私に至るまで四代続けての道産子だったので今考えると道産子DNAを植え付けようとしてたのかもしれません。

僕も日常菓子派でしたね。自分の肉体の半分はホワイトチョコで出来ているといってもあながち嘘じゃないくらいです。

前川 僕なんか小学生時代の一番の愛読書が「サイロ(※六花亭のお菓子についてくる詩集)」でしたよ。

真田 妙にせつない子供の詩が書いてあるんだよね。で、それをおばあちゃんが捨てないでとっておいたりするんだ、仏壇の引き出しとかに(笑)

 確かに5年くらい前、祖母がなくなったとき遺品を整理してたらサイロがありました。えーこのままサイロの話でもいいんですが(笑)、やはりちゃんとお菓子の話をしないといけないということで、皆さんの「一番好きな六花亭のお菓子」をお聞きしましょう。

真田 僕は「百歳(ももとせ)」。六花亭の中では地味な存在なんだけど、あの底の方にあるジャムが何とも言えない美味しさなんだよね。六花亭の通販とかでも「百歳」単体で頼んだりするから。

 なかなか「百歳」を単体で頼む人は多くないんじゃないかと思いますよ。それチェッカーズでいうと大土井裕二しか写ってないブロマイド買うみたいなもんですよ(笑)

真田 喩えが古いけど的確だなあ。

前川 僕は「大平原」ですね。僕、お菓子は牛乳といっしょに食べる派なので、牛乳と合うお菓子を全国で探してるんですが、かもめの玉子やシベリアを押さえて、「大平原」が1位なんですよ。

真田 「大平原」自体がバターの香りが死ぬほどするもんね。

 実は私のお気に入りは「ひとつ鍋のこし餡」なんです。うーん、ここまで3人六花亭好きが集まっていて、マルセイバターサンドが出ないというのも珍しいですね。

前川 マルセイバターサンドは売上の4割くらい占めちゃってるんでもう別格なんですよね。僕らが票を入れなくても初めから1位がわかっちゃってるというか。

真田 ひところのベストジーニストの木村拓哉みたいなもんで、殿堂入りしているんですよ。

前川 マルセイバターサンドがもはやすごいところに行っちゃっている証拠が、最近、マルセイビスケットとマルセイバターが別売りしていることですよ。正確に言うとあれをはがして売ってるわけじゃないんですけど、もうコンビで売れるのはわかりきってるから、バラ売りして別々なドラマに出ましょうか、みたいなところまで行ってるんですよ。

 あー、でもマルセイバタは罪つくりですよね。あれ、バターサンドとパッケージいっしょじゃないですか。バターはバターですごく美味しいんですけど、お歳暮とかであのバター単品で送られてきて「うわーマルセイバターサンドだー」と思ってあけたら塊のバターが入ってるときの拍子抜け感といったら。

真田 昔、リアルにそういうことありましたよ。子供はとくにがっかりするでしょうね。

前川 それにしても十勝日誌って残酷ですよね。お菓子が何から減っていって何が残るかで如実に人気がわかってしまう。

真田 うちはらんらん納豆がいつも残ってたなあ。

 うちはリッチランドでしたね。

前川 リッチランドは人気の割に枚数いれすぎなんですよね。よっぽどパッケージに書いてある詩を読ませたいのかと。サイロで読んだよ、その詩は、みたいな(笑)

真田 あとは白樺羊羹かなあ。

 意外ですねえ。うちはまず白樺羊羹から食べてました。あの糸で切る瞬間が大好きで、食いもしないのに切ってました。

前川 白樺羊羹はあの途中まで切ったあとのカピカピになったやつを食ってこそだと思います。

真田 あれうまいよね。ご飯でいうおこげだよね。

 六花亭のすごいところは味でひとひねりしてるか、そうでないものは形とかギミックでひとひねりしているところだと思うんですよ。だから白樺羊羹の糸ってのは絶対になくしちゃいけないと思います。

前川 それに引き換え、柳月の三方六は、プラスチックのノコギリで切ることがだいご味だったのに、なくなっちゃいましたからね。

真田 あれは裏切り行為だよ。俺はあのノコギリを三方六切るだけじゃなく、キン消しに持たせたりして遊んでたのに。

 すごいなあ。アシュラマンとかに持たせたら強そうですよね。

前川 それ最早キン肉マンじゃなくて、ただの殺りく行為ですね(笑)。

 ギミックといえば、「臨死!江古田ちゃん」などで内地(本州)の人にも有名になりましたがわかさいもなんかも、芋と称しながら芋は一切入ってない。そういうギミックは北海道銘菓の生命線なのかもしれませんね。

真田 でもそれはやっぱり六花亭が広めたと思うんだよね。六花亭の分家元である千秋庵はノースマンとか山親爺とかシンプルなお菓子が多いじゃない。

 あーそうですね。確かに。やはりそういった意味でも六花亭は名実ともに北海道菓子のリーディングカンパニーに躍り出たということですね。ところで、先程から、どちらかというと古くから六花亭にあるお菓子ばかりがクローズアップされている気がします。最近飛ぶ鳥を落とす勢いの新製品はどうでしょう。霜だたみストロベリーチョコは、今やマルセイバターサンドに次ぐ売り上げを上げていますが。

前川 ストロベリーチョコはともかく、霜だたみは北海道以外の物産展効果が大きいと思います。今私は東京に住んでるんですが、六花亭が出店しても、売ってるのはマルセイバターサンドと霜だたみだけなんですね。

真田 決して万作とか十三戸はこないよね。

 六花亭の姿勢としてもこれまでは詰め合わせといえば十勝日誌みたいに玉石混交だったところが、六花セレクトみたいにマルセイ・雪やこんこ・霜だたみ、のようにエース級だけを揃える様になっていますよね。

前川 アダルトビデオでも女優さんがいっぱい出てくるやつがあるじゃないですか、その中で今まで注目もしてなかったような女優さんを見つけることもあるわけですよね。パッケージだけじゃわからない声の良さだったり、おっぱいの形だったり。そういう楽しみが十勝日誌にはあるんですよ。

真田 そのたとえ、六花亭の人が聞いたら怒るんじゃないかな(笑)。

 さて、まだまだ六花亭の話はつきませんが、お時間がきましたのと、目の前の六花亭のお菓子がいつの間にかきれいさっぱりなくなりましたのでお開きにしたいと思います。ありがとうございました。

真田・前田 ごちそうさまでした。

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<注意事項>
・この座談会は前川1人で書いてます。前川以外の座談会メンバーは架空の人物であり、実在の人物とは一切関係がありませんのでご了承ください。
・雑誌の座談会ページを埋めたいが、座談会を開いている時間がないという雑誌編集者の方、テーマと論旨の方向性を頂戴出来ればすぐに座談会原稿としてお返しします。仕事のご依頼はこちらから。
・この項は鉤屋のそね氏と全ての道民・元道民に捧げます。
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