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2009.07.05 (Sun)

ホワイトカラーの堕落

知っている人は知っているが、私はかなり長いことネットで活動している。
勝手に分類した中ではホームページ第二世代にあたる。

ホームページ第一世代というのは、ahoo!ナビゲーター(まだあって驚いた)に載っていたような、まだ海のものとも山のものともわからない個人サイトという世界で最初に輝いた人々。

そして、それに触発されてホームページを作ってみたのが我々ホームページ第二世代。
もちろん中にはパソ通時代からの有名人もいたけれど、みな、妙な義務感とわずかな野心で、毎日のようにホームページを更新していた。

人によってもちろん濃淡はあるが、この頃のホームページ運営者はみな「舞台の上」と「お客様」を区別していて、オチもないような中途半端な日記を書くことはプライドが許さなかった。
だから、今の「書く方も人にいいものを読ませようとか思ってないし」「コメント欄に知り合いみんな書き込んでー」みたいなカラオケボックス的雰囲気のブログにはどうにもなじめない。

そんな世の中ではあるけれど、我々第二世代のサイトはまだしぶとく残っている。いや、残っているなんてもんじゃない。バリバリ現役だ。

おにゆりさんは郷土に戻ってからも相変わらずマイペースに更新しているし、名倉さんも昨今のブログ全盛などどこ吹く風でhtmlを毎日更新している。どちらも当時と変わらず面白いのがすごい。
第二世代と呼ぶのはおこがましいけど、そこはか通信の藤井さんのプチよしなしも先日1年半ぶりに更新された。

そんな中、私と同い年、当代随一のカリスマそねさんが新作を出した。

→「映画の話をしよう

変わらぬ健在ぶりに涙した。やはりこの人は面白い。
前のサイトをやっていた当時はいろいろと交流を持ち、いっしょに2人だけで黙々と3時間1番切りで歌い続けるカラオケをしたり、本を出していただいたりしていたのだが、サイトを閉めてからは、かれこれ4年くらいやりとりしていない。

別に仲違いしたわけではない(と思う)のだが、たとえて言うなら

  • そねさんは文壇バーのママである。
  • そこのバーはベストセラー作家であることはもちろん、ママに才能が認められ、ママと気が合わないといけない。
  • 私は5年前、作家をやめ、2年くらいプラプラした後、今は那須で農業をやっている。
  • 私の作った作物はニュースで取り上げられるほど有名になったが、そういえばその作物はママの嫌いな野菜だったなあ。
  • ママなにしてるかな。でもまあ俺もう作家じゃないし。

みたいな感じで連絡していない。

さびしがり屋なのに人見知り。それも第二世代の特徴である。
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